オキナワウラジロガシの鉢植えづくり 採集編
ひさしぶりにブログのことを思い出して開いてみると、意外と閲覧されていたので更新してみます。約1年半ぶりでしょうか。
その間に子供が生まれて1歳となり、妻のお腹には2号がスタンバイしています。
時の流れは経つのが早いものですね。
植物たちも順調に育ったり、枯れたりでベランダの植物ボリュームは一定で推移している気がします。
ここ数年のトピックスはやはりオキナワウラジロガシでしょうか。
日本最大のどんぐりで、その大きさたるやもはや栗ではないかと言われています。
北限は奄美大島、南は石垣、西表が生息地で、街中の公園にも時々植えられているようですが、幼稚園の子ども達に大人気で、公園の手近に落ちているものはすぐに採集されてしまうようです。
自分は初めて石垣島に行った時、おみやげ屋さんのオキナワウラジロガシどんぐりストラップを見て、衝撃を受けました。こんな巨大などんぐりがこの世にあるのか、と。くぬぎ、アベマキのどんぐりもかなりずっしりしていますが、ずんぐり感、持った時の満足感はオキナワウラジロガシの比ではありません。
こいつをベランダで鉢植えにしたい…なんなら鉢植えの状態で結実し、どんぐりが採集できれば無限ループが完成するのでは…
そんな欲望が抑えきれず、眠れぬ夜を過ごしました。
という訳で2018年冬、オキナワウラジロガシのどんぐりを探すためだけに石垣島にいきました。
同じ年の夏に石垣島へ旅行に行ったときも山の中腹でオキナワウラジロガシの実がなっているのを見つけたのですが、まだ青く、念の為落ちているものを持ち帰って植えてみましたが当然発芽はしませんでした。
民宿のおじさんに相談したところ、11月〜12月がベストシーズンだが風の吹き具合で落ち方が変わるのでなんともいえない、とのことでした。バンナ公園にも自生しているがやはり幼稚園児たちが先んじて拾ってしまうこと、山の中腹におじさんの秘密スポットがあることも教えて頂き、我々はすぐさまピーチの航空券を予約したのでした。
こちらがオキナワウラジロガシの木です。
生えている場所で雰囲気は異なりますが、板状根がよくわかります。
探し方としては、川沿いに自生していることが多いです。
山深いところに多いのは確実ですが、自動車で入れる小道の脇にぽんと立っていることもあります。
バンナ公園には樹種を表示している看板がありますので、一度見てから探しに行くのも良いかもしれません。
なかなか立派な木ですね…昔は琉球建築の柱として使われていたそうです。
庭に植えるのは勇気が要りそうです。
他のどんぐりの木も、建物から30mは離さないと根っこで建物が傾くそうです。
こんなやつをベランダで育てたら…ゴクリ
おじさんに教えてもらったスポットを探していると、ぽろんと普通に落ちていました。
これは少し古いものですが、真新しいものも次々見つかります。
よく見ると、そこもかしこもどんぐりだらけ…憧れのオキナワウラジロガシのどんぐりが拾い放題…舌なめずりしながら拾います。
探し方のコツとしては斜面にある落ち葉の吹き溜まりの中や、木が生えている川沿いの石の隙間などでしょうか。そして落ちているところにはものすごく集中して落ちています。
無いところには全くありません。
よく考えると上記の場所はハブの危険ゾーンですね、当時はテンションが上がってフガフガ手を突っ込んでいましたが噛まれても全く不思議ではありませんでした。
長靴、火ばさみ装備が望ましいと思います。
続きます。